Border Collie 鶴千代

ボーダーコリー鶴千代と爆走の日々

日本犬セミナー「和犬の壺2018」に参加しました

2018年8月19日
日本犬セミナー「和犬の壺」に参加してきました。
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主催は犬と歩けば棒にあたるの佐藤さんです。
今回のセミナーの主旨についてはこちら

 参加しようと思った理由は、鶴千代のことをもっと知りたかったから。
鶴千代は洋犬ですが、他の犬を知ることが自分の犬を知ることにもなると思ったからです。

日本犬の歴史から洋犬種との違い、暮らし方、ボディランゲージ、コミュニケーションの取り方などを朝から夕方までみっちりと濃い内容を聞くことができました。
スライドでは鶴千代の写真や動画も資料として使っていただいていました(^o^)
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↑これはお散歩会で柴犬の子犬とやり取りした時の1場面。

また、普段自分たちがどのくらいリードに力をかけているのか?を犬役と飼い主役に分かれて実体験し、リードの使い方・お散歩の仕方についての解説もありました。
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これは本当にオススメ!
以前、お散歩ワークショップに参加したときにも同じことを体験したのですが人がリードにかけている力って思っている以上に強いです。
自分がどのくらい犬に力をかけているのか、ぜひ全ての犬飼さんに体験してもらいたいです。

今回はじめて知ったのですが、日本犬として種の指定保護が始まったのが1926年。
今から92年前です。まだ100年も経っていないんですね。
「柴犬」といえば今ではとても人気の犬種ですが、犬種として指定されたのは昭和11年(1936年)。犬種としての歴史はとても浅いと思います。
また日本犬のベースは古くからその地域に住み着いている土着の犬。なので犬種の名前も地名から取ったものが多いんですね。甲斐犬(山梨)・紀州犬(三重、和歌山)など
どのくらい古くから犬が人と生活をともにしていたかというと、日本最古の犬の化石は約9千年前のものとのことでした。
つまり9千年も昔から人と共に生活をしていながら犬種として指定されたのはたった100年前でほとんど改良されていないのが日本犬というわけです。
しかも、今ではあたり前になった犬の室内飼いですが犬の長い歴史から考えると本当につい最近のことだと思います。
対して、洋犬というと長い年月をかけて改良されてきているのではないでしょうか。
そして犬と室内で過ごすという暮らし方も古くからあたり前なことなのだと思います。
日本と海外、文化が違う(土足文化の影響は大きそう・・・)のは当然で 犬との関わり方というのも昔からずいぶん違っていたんだろうなと思います。
なので、そういったことが和犬と洋犬の気質や傾向の違いに大きく関わってきているのでしょうね。
そんな違いもありながら、同じ犬として共通する部分もあり 鶴千代と暮らす中でも役立つ内容が沢山ありました。

人の暮らし 犬に強制するのか?
人と犬とが仲良く共生するのか?
セミナーでこのような言葉がでてきました。
犬という生き物をよく知り、本能・欲求を満たしてあげることがいかに大切なのか。
どうすれば片方の一方通行にならず、お互いに気持ちよく暮らすことができるのか というのを最近はずっと考えています。