Border Collie 鶴千代

ボーダーコリー鶴千代と爆走の日々

首輪からハーネスへの変更と鶴千代の変化

少し前から首輪からハーネスへ変更しました。
パーフェクトフィットハーネスです。
こちらのハーネスは3パーツでできています。
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 繋げてみるとこんな感じ↓
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装着してみました。
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服の上からでも問題なく装着できます。
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首輪を使用していたとき・・・

ハーネスに変更する前に使っていたのは、ハーフチョークフルチョークです。
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生後8ヶ月ころまではハーフチョークをメインに、生後9ヶ月ごろからはフルチョーク(チョークチェーン)をメインに使っていました。
散歩中『人より前に出る・道をそれる・車を追いかけようとする』などがあるたびに首を締めてショックを与えていました・・・
そのような散歩をしていたので、鶴千代は散歩中いつも緊張しており、ビクビクしていることが多かったです。
また、私も「何かあるたびにリードを強く引かなければいけない」という脅迫概念じみた思いがあったり、上手く鶴千代をコントロールできないことに対してイライラしていました。
そんな日々だったので、お互いにお散歩がまったく楽しくない。疲れる・・・
だんだんと「こんなお散歩、なんだか間違っているんじゃないだろうか・・・」という思いが出てきました。

パーフェクトフィットハーネスとの出会い

首輪でのお散歩に疑問が出てきたときに気になり始めたのはハーネス。
ただ、「ハーネスは元々犬ぞり用の犬具なので引張り癖が悪化する」などという意見も見かけたし、「抜けやすい」というのも引っかかり なかなか購入できませんでした。
特に「抜けやすい」ということについては実際に目の前でハーネスがすっぽりと抜けてしまった犬を見かけたことがあったので、とても気になる点でした。

そんなときに参加したのが つくばお散歩会。

bordercollie-tsuruchiyo.hatenablog.comそこで実際にハーネスを試用させて頂いたことがパーフェクトフィットハーネスとの出会いです。
これが警察犬学校の卒業にも関係してくるんですよね。

bordercollie-tsuruchiyo.hatenablog.com

パーフェクトフィットハーネスとは?

他のハーネスと何が違うのかというと、犬の身体に掛かる負担を軽減し、身体の動きを阻害しにくい犬に優しいハーネスと言えるようです。
Y字型の作りで脇腹にかけてしっかりと固定されるので「ハーネスが抜ける」という心配もありません。
フリース素材のため、擦れて皮膚が赤くなることもないそうです。
また、3パーツに分かれているため、犬の体にピッタリのサイズに合わせることができることも大きな違いでしょうか。同じ犬種同士でもそれぞれ個犬差がありますからね。
詳しくは↓で説明されています。

犬と歩けば棒にあたる 12.犬具の選択/ハーネス

他のハーネスとの比較も載っているので参考になりますよ^^

ハーネスの使用での変化

 リラックスしたお散歩

今までは、事あるごとに首を締められていた鶴千代。
ハーネスの使い始めて、本当に穏やかに散歩できるようになりました。
明らかに表情が違うのです。
以前は常に緊張し強張っていた表情が、今ではとても穏やかに 楽しそうに散歩するようになりました。
また、前は私から呼びかけないとこちらを見上げてくることはなかったのに、今では散歩中 自分から私の顔を見てくれるようになりました(*´▽`*)

私自身もイライラすることがなくなりとてもリラックスした状態で歩けるようになりました。
「脚側歩行しなければならない」という考えをやめたこと、リードを強く引っ張ることをやめたことが大きな理由だと思います。

 車追い問題の改善

車追い問題についても改善されました!!
いままでは車や自転車とすれ違う際は必ず「スワレ」や「フセ」をさせて、「マテマテマテ・・・・」と呪文のようにマテを唱えて、通り過ぎるのを待つしかなかったし、それでも我慢できずに飛びかかろうとしてしまうことがありました。
それがハーネスにしてからは、わざわざコマンドを出さなくても「追いかけてはダメよ」という一言だけで我慢できるようになったし、なにより立ち止まらずにスレ違うことができるようになったのです!!
考えてみれば、首を締められるという恐怖や痛みでビクビクしているところ、車や自転車が通りかかるという刺激があれば思わず飛びついてしまうのも理解できます。
穏やかにリラックスしていれば、そんな刺激もやり過ごすことは難しく無くなるのでしょうね。
もちろん今までの積み重ねもあってのことだと思いますが、お互いにリラックスして散歩することができるようになったというのはとても重要な事だと思います。

 引っ張り癖の改善

「ハーネスは元々犬ぞり用の犬具なので引張り癖が悪化する」という意見もありますが、うちの場合むしろ引っ張り癖は改善されました。
これは、ただ単にハーネスに変えたことで改善されたわけではなく、3mリードの使用とリードワーク方法によっての改善だと思います。
ハーネスでも首輪でも、リードワークによっては引っ張り癖は悪化もするし改善もできるということですね。

ハーネスのデメリット

良いところばかり書いてきましたがデメリットもあります。

 汚れやすい

首輪と比べると身体への装着なので汚れやすいです。
また、フリース素材のため草などがくっつきやすい。くっつき虫が大量に付いた時は大変でした(^o^;笑

 夏は蒸れそう

やはり身体への装着なのでフリース素材は夏場は蒸れそう(暑そう)です。
また、夏場はクールシャツなどを濡らして着せた場合、その上から装着するのはどうなのだろうか?という疑問もあります。

 迷子札を付ける場所がない

首輪と違いハーネスって迷子札を付ける場所がありません。と思ってるのは私だけでしょうか・・・?
つけれたとしても、地面にゴロゴロしたときは擦れるし、千切れてしまうかもしれませんね。

首輪の使いみち

ハーネスを使用していますが、首輪も活用しています。
フルチョークに関してはまったく使わなくなりましたが・・・・(^.^;
↑で書いたようにハーネスには迷子札を付ける場所がないので、鑑札・迷子札・夜歩き用のライトは以前から使っているハーフチョークにつけています。
なので、お出かけのときにはハーネスとハーフチョークの両方をつけて出かけます。

ハーネスにするか首輪にするか?

いろんな考え方があると思いますが、迷っている方はハーネスをおすすめします。
その場合、しつけ教室に通う際はハーネス推奨のトレーナーさんがいる教室に通うといいと思います。

どうしてもフルチョークを使用したい場合は絶対にトレーナーさんや訓練士さんの指導の元に使ったほうがいいです。
フルチョークには装着の向きがあるので、間違った付け方をすると犬の首が絞まりっぱなしになってしまいます。
これは、私も訓練士さんに何度も言われました。「絶対に付ける向きを間違わないで」と。
リードの使い方も引張り方とかタイミングとかいろいろあるので難しいです。訓練所で何ヶ月も練習しましたが、私には使いこなすことはできませんでした。
そういうこともあるので、人間に優しいのもハーネスかなぁと思います。
どんな犬具でも間違った使い方をしていれば犬も人も苦労するし、正しい使い方をすれば楽しく過ごせるのだと思います。