Border Collie 鶴千代

ボーダーコリー鶴千代と爆走の日々

ボーダーコリーの車追い問題を克服しよう④ 〜まとめ〜

前回の続き

bordercollie-tsuruchiyo.hatenablog.com

パート④の今回で最後です。
一通り書いたので、今回はトレーニングで大切だと思ったことをまとめます。

 スイッチを入れない(興奮させない)

パート③でも触れていますが車追い対策において、これはもっとも重要な点だと思います。
とにかく対象物に集中させないことです。
1番いいのは、つねに飼い主に注意を向けてくれること。車が通り過ぎる瞬間もアイコンタクトがとれている状態が良いと思います。
そこまでできなくても、飼い主の声が届いている状態なら追いかける回数はグッと減ります。
目は対象物を見ていても耳では飼い主の「マテ」を聞けているんでしょうね。頑張って我慢してくれます。
鶴千代の意識が車に100%集中してしまった時、我慢することはできなくなってしまいます。。

スイッチを切る(落ち着かせる)

どうしても車に集中してしまった場合、素早く鶴千代の意識を飼い主に向けなくてはいけません。
鶴千代の場合は「スワレ」で座らないなら、お尻をたたく・リードをガツンと引っ張る。
それでもダメな時は、もう車が通り過ぎるまでスイッチは切れないです。
仕方がないので、飛びかかろうとした瞬間に思いっきりリードを引っ張るしかありません。後ろに飛び上がるくらい引いてます。
鶴千代が座ってこちらに注意が向くまでは絶対にそこから動きません。興奮状態のまま歩き始めると、コントロールが全く効かないのです。そうすると、また次の車にも同じ結果を招きます。
「スイッチが入ったなら必ず切る」これもまた、とても大切なことだと思います。

「車追い」は本能だと理解する

ボーダーコリーは羊を追うために作られてきた犬種です。
動くものへ対しての執着心は凄まじいです。
動くものを追いかけるこの習性はもう本能ですね。
一度狙いをさだめたときの集中力はある意味素晴らしい。だからこそ、牧羊犬として活躍してきたのでしょう。
フリスビー大会で多くのボーダーコリーが活躍しているのもこの本能があるからでしょうね。
素晴らしいと思う反面、非常にやっかいでもあります。
飼い主でさえちょっと引き気味・・・(⌒-⌒; )そんなものまで?そんな突然?そんな鬼の形相で??と思ってしまうくらいです。
鶴千代は車や自転車以外にも、ランニングする人、突然走り出す子供、親子でキャッチボールしているボール、バトミントンの羽根・・・すべてが追いかけ対象です。
車追い問題を克服するということは、本能を我慢させるというとても難しいことなんだと思います。
だから、そんな簡単に数ヶ月でできるようになるわけがない・・・ひたすら頑張るしかないな。。と思いながら続けています。

根気よく続けること

この車追い問題、飼い主にとってはとてつもないストレスになってしまいます。。私もなんども「もう散歩行きたくない!!」と思いました。散歩が苦痛で仕方がなかったし、サボってしまった日もあります。
途中なんども挫けそうになりました。
昨日はできたのに今日はできない。さっきはできても今度はできない。。
どうして普通に歩くことがこんなにも難しいのか。なんでこんな簡単なことができないのか。イライラして鶴千代のことを思わず叩いてしまったこともあります・・・
ほんとうに途方にくれる日々でした。
トレーニングをはじめて3ヶ月。
諦めずに続けているといつの間にか少しづつ我慢できることが多くなってきて、ようやく歩けるようになってきました。
車へ対しては、ほぼ我慢できるようになってきました!!
はじめの頃は走っている車すべてに飛びかかろうとして歩けなかったのに・・・本当に成長したなと感じます。
自転車についてはまだもう少し・・・という感じです(^^;)

訓練士の先生にも相談しましたが、大切なのは毎日根気よく続けることです。
昨日できたからって今日できるわけじゃない、今日はできなくても当たり前と思いましょう!と。

たしかに、本能を我慢させようとしているんだから一筋縄ではいきませんよね。
鶴千代だって3ヶ月経っても未だ追いかけようとしてしまうことはあります。あとどれだけ頑張れば我慢できるようになるでしょうか・・・
1ヶ月先かもしれないし、半年先、もしかすると何年もかかるかもしれません。。それぐらい根気よく続けなければ難しい問題だと思います。
f:id:popo330tama:20161205224637j:image
いま少しづつ我慢して歩けるようになってきて、鶴千代と散歩をすることが楽しくなってきました!!
あんなに苦痛だった散歩が楽しくなるなんて・・・ものすごい変化ですよね。
いつかきっと、もっともっと気持ちよくお散歩できる日が来ると信じてこれからも頑張っていこうと思います。

f:id:popo330tama:20161205224730j:image